2011年に徳島県沿岸で漁獲された小型ハモの年齢組成と成熟

書誌事項

タイトル別名
  • Age composition and maturation of small-seized Muraenesox cinereus captured off Tokushima Prefecture in 2011

抄録

2011年8月27日に播磨灘南部の徳島県沿岸で,2011年9月7日に紀伊水道南部の徳島県沿岸で小型底びき網により,ハモを採集した。採集したハモのうち,資源保護のために再放流の対象となる体重200g以下の小型ハモの割合は播磨灘で80.2%,紀伊水道で77.8%であった。耳石による年齢解析から,これらの個体は葉形仔魚期の1年を加味して,播磨灘では2歳魚が98.9%,3歳魚が1.1%,紀伊水道ではすべて2歳魚であった。雄は体重50.7gの2歳魚から成熟し,2歳魚の30.9%が成熟した。これらの結果から,体重200g以下の小型ハモの放流は再生産に寄与し,次年には漁獲加入すると考えられる。

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