栽培時期,収穫サイズおよび収穫部位がツケナ在来品種大和マナ(Brassica rapa L.Oleifera Group)のグルコシノレートとイソチオシアネート含有量に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effect Growing Seasons, and Harvest Size, Harvest Parts on Glucosinolate and Isothiocyanate Contents of Yamato-mana (Brassica rapa L. Oleifera Group).
  • 栽培時期,収穫サイズおよび収穫部位がツケナ在来品種大和マナ(Brassica rapa L. Oleifera Group)のグルコシノレートとイソチオシアネートの含有量に及ぼす影響
  • サイバイ ジキ,シュウカク サイズ オヨビ シュウカク ブイ ガ ツケナ ザイライ ヒンシュ ヤマト マナ(Brassica rapa L. Oleifera Group)ノ グルコシノレート ト イソチオシアネート ノ ガンユウリョウ ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

抄録

アブラナ科野菜である大和マナ(Brassica rapa L. Oleifera Group)の固定品種である'大和真菜'について,栽培時期,収穫サイズおよび収穫部位がグルコシノレートとイソチオシアネート含有量に及ぼす影響について評価した。6種類のグルコシノレートが検出され,グルコナピンとグルコブラシカナピンの主要なグルコシノレートは全体の78%以上を占めた。収穫部位や収穫サイズに関わらず,1月6日収穫(10月下旬播種)における全グルコシノレート含有量は,10月28日収穫(9月下旬播種)に比べ多かった。10月28目収穫におけるグルコナピン含有量は,収穫部位や収穫サイズに関わらず全グルコシノレートの50%以上を占めたのに対し,長期間低温にさらされた1月6日収穫ではグルコブラシカナピンの構成比率が大きくなり,グルコナピンと同程度となった。イソチオシアネート含有量は,全グルコシノレート含有量と同様の傾向を示し,葉身の方が葉柄よりも多く,1月6日収穫の方が10月28日収穫よりも多かった。収穫サイズが大きい(最大葉長40-60cm)'大和真菜'のイソチオシアネート含有量は通常の流通サイズ(最大葉長30cm)と同等以上であった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ