北海道南西部の小河川におけるサクラマススモルトの放流後の河川内滞留尾数

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タイトル別名
  • Estimates of residual numbers of hatchery-reared masu salmon smolts stocked into a stream, southwestern Hokkaido
  • ホッカイドウ ナンセイブ ノ ショウカセン ニ オケル サクラマススモルト ノ ホウリュウ ゴ ノ カセン ナイ タイリュウ ビスウ

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抄録

本研究では北海道後志管内を流れる珊内川において放流後の河川内でのサクラマス放流魚の滞留尾数を調べ,スモルト降海期の禁漁期間の妥当性を検証した。2007年5月18日に放流した90,062尾の幼魚のうち,河川内に滞留していた幼魚は放流6日後には51,516尾,放流13日後の5月31日には15,522尾と減少し,禁漁期間内に放流魚の約8割が降海したものと推定された。5月末に河川内に滞留している個体の多くはスモルト化の進んでいない個体であった。これらの結果から,後志管内における降海時期のサクラマス幼魚を保護する目的での禁漁期間の設定は妥当なものと判断された。

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