鹿児島県における黒毛和種種雄牛の間接検定成績の推移

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  • Transition of lndirect Test Result in Bull of Japanese Black Cattle in Kagoshima Prefecture
  • カゴシマケン ニ オケル クロゲワシュシュ オウシ ノ カンセツ ケンテイ セイセキ ノ スイイ

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抄録

本県は,2010年度で間接検定(以下,「間検」という。)を終了し,間接後代検定(和牛種雄牛現場検定法に準ずる)へ移行した。間検は,和牛種雄牛産肉能力検定間接法に基づいて実施し,1988~2010年度に実施した検定種雄牛206頭の間検成績について検討した。間検開始時および終了時の体重については,ともに,1988~2004年度は増減を繰り返しながらほぼ横ばいで,2005~2010年度は増加傾向で推移し,枝肉重量,ロース芯面積,バラの厚さおよび推定歩留については,いずれも年度毎に増減を繰り返しながら増加し,皮下脂肪厚および筋間脂肪厚については,ほぼ横ばいで推移した。また脂肪交雑については,年度毎に増減を繰り返しながら向上している。これらは,各形質において年度毎の増減を繰り返しながらではあるが,鹿児島県の改良方針である肉量・肉質ともに優れる肉用牛への改良が進んでいることを示している。

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