黒毛和種子牛の大腿骨骨折に対する創外固定術の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF EXTERNAL SKELETAL FIXATION OF FEMORAL FRACTURE ON JAPANESE BLACK CATTLE
  • 症例 黒毛和種子牛の大腿骨骨折に対する創外固定術の1例
  • ショウレイ クロゲワシュ コウシ ノ ダイタイコツ コッセツ ニ タイスル ソウガイ コテイジュツ ノ 1レイ

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抄録

大腿骨遠位骨折と診断された4ヵ月齢の黒毛和種子牛に,骨折後17日後に4本の金属ピンを用いた観血的創外固定術(TypeI-b)を実施した。術後50日目のX線検査にて骨癒合を確認し,ピンを除去した。その後,膝の屈曲困難が発現し,ピン除去後55日目に観血的に膝関節周囲の癒着を剥離した。膝の機能障害と跛行は後遺したが,走ることが可能となった。大腿骨骨折には,淘汰だけでなく骨接治療が選択肢の一つとなることが示唆された。

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