水耕栽培でのハンノキおよびトキワギョリュウへの根粒菌フランキア接種による根粒形成

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タイトル別名
  • Nodulation of Alnus japonica and Casuarina equisetifolia in liquid culture after inoculation with Frankia

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説明

ハンノキおよびトキワギョリュウの根粒形成を水耕栽培にて観察した。ハンノキおよびトキワギョリュウの無菌苗を、100mLのねじ口瓶に入れたホーグランド氏液(4倍希釈、pH6.8)にて育てた。ハンノキ苗の根系は根毛を豊富に形成し、フランキア根粒菌の接種後1週間目には赤色の肥大部が認められ、その後、根粒に発達した。一方、トキワギョリュウ苗は、菌の接種後3週間目に根粒を形成した。トキワギョリュウの根粒先端から伸長した根は養液中を上方に伸長し負の重力屈性を示した。このように水耕栽培は、根粒の形成を非破壊的に観察することが可能であり、様々な菌を用いた接種試験や栄養条件の根粒形成への影響などの実験に用いることができる。

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