子豚に対するビタミンBの給与効果

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  • コブタ ニ タイスル ビタミン B ノ キュウヨ コウカ

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ビタミンB群にはいろいろなものがあるが,本稿では主にリボフラビンを採りあげた。研究の主なものに,アイオワ州立大学のT. S. Stahey (2007)の報告がある。これはいろいろな文献に発表され,引用されている。体重9~28kgの豚にはNRC標準(1998)の約5倍量まで高めると,増体量で21%増,飼料要求率で16%改善されるというのである。もう一つの研究はオハイオ州立大学のD. C. Mahan ら9大学と,NCCC-42の5大学の共同研究である。この試験の結果,離乳用飼料の1期(離乳後0~14日),2期(離乳後14~35日),肥育・仕上げ用飼料の1期(体重23~55kg),2期(体重55~85kg),3期(体重85~120kg)として検討した。この結果,離乳用飼料(離乳後0~14日と,14~35日)は,増体日量,採食日量,飼料効率ともNRC標準の100%飼料で十分である。肥育・仕上げ用飼料の1期+2期(体重23~85kg)も,NRC標準の100%飼料で十分ということである。3期(体重85~120kg)については,ビタミンB給与の影響は見られず,無給与でよいとする可能性がある。

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