播磨灘で漁獲された雌ガザミの品質特性

書誌事項

タイトル別名
  • The quality of female swimming crab Portunus trituberculatus caught in Harima-nada, eastern Seto Inland Sea, off Hyogo Prefecture
  • ハリマナダ デ ギョカク サレタ メス ガザミ ノ ヒンシツ トクセイ

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説明

播磨灘で漁獲された雌ガザミの身入り(体重に占める可食部重量の割合),肝膵臓(いわゆるかにみそ),卵巣(いわゆる内子)等の季節変化を指標として,ガザミの品質を評価した。播磨灘では産卵期である6~8 月頃には肝膵臓重量指数や卵巣重量指数が低い傾向にあった。また,脱皮後の10~11月は肥満度が低く,水分含量が高いことから身入りが良好でない個体が多いと判断された。一方,播磨灘におけるガザミの漁獲量は10~11月にそのピークを迎え,当地域では秋祭り時期である10月前後にガザミの流通量及び需要が多いことから,その時期は品質に見合った適切な価格設定が必要と考えられた。今回の結果から,播磨灘における雌ガザミの旬は,漁獲量および品質が比較的高い水準にある12月頃と判断された。

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