鵡川沿岸におけるシシャモ仔稚魚の分布と魚体の生化学的性状

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タイトル別名
  • Distribution and biochemical conditions of shishamo smelt Spirinchus lanceolatus larvae and juvenile in coastal waters off Mukawa River mouth
  • ムガワ エンガン ニ オケル シシャモ シチギョ ノ ブンプ ト ギョタイ ノ セイカガクテキ セイジョウ

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抄録

2004~2006年の5~7月に鵡川河口沿岸においてソリネット底層曳きでシシャモ仔稚魚の採集を行い,分布特性と生化学指標の変化を調べた。シシャモ仔稚魚の出現時期は5月中旬ないし6月中旬で,水温12~14℃で最も高いCPUEを示した。採集されたシシャモの全長は9.3~42.4mmの範囲にあり,体長組成は単峰型を示した。RNA/DNA比は全長15~20mmで4~12と比較的高い値を示したが全長25mm程度にかけて急激に低下し,全長30mm以上で2~6の範囲で安定した。TG/PL比は0.14~0.85の範囲で,3年間とも全長とともに直線的に増加する傾向があった。生化学指標は同一年級内でも一定ではなく,サイズクラスによって変動した。

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