山形県沿岸におけるアカモクの分布状況

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タイトル別名
  • Distribution of Sargassum horneri (brown alga) along the coast of Yamagata Prefecture
  • ヤマガタケン エンガン ニ オケル アカモク ノ ブンプ ジョウキョウ

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説明

山形県沿岸の岩礁海岸において、2008年及び2009年の6月に目視によるアカモクの分布調査を行った。藻体の集合体の密度は本県北部の吹浦から豊浦までの海域では低く(1.3~6.6個所/1000m)、一方、温海から鼠ヶ関に至る南部海域では高かった(10.3~35.5個所/1000m)。両海域の密度の違いには、南部海域には離岸提が多く、生育に好適な静穏域が形成されていることが影響していると考えられた。また、吹浦海域では分布密度が最も低かったが、これは同海域の海岸付近の海水塩分濃度が低いことに加えて、厳しい波あたり環境が分布の制限要因となっているものと推察された。

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