牛超急速ガラス化保存胚の実用化に向けたダイレクト移植技術の確立

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タイトル別名
  • Establishment of the direct transfer technology for the practical use of vitrified bovine embryos
  • ギュウ チョウキュウソク ガラスカ ホゾンハイ ノ ジツヨウカ ニ ムケタ ダイレクト イショク ギジュツ ノ カクリツ

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抄録

超急速ガラス化保存した牛胚を農家庭先で簡易にダイレクト移植できる市販の移植用ストロー(0.25ml)セット型のガラス化保存用具を試作開発し,その有用性・実用性を検討した。試験1では,ガラス化保存用具を試作開発し,市販の保存器具と凍結融解後の生存性等を比較検討した結果,試作品4種類のうち試作3・4号は同程度の生存性であり,しかも操作が簡便性に優れていた。試験2では,上記保存用具試作品に適した超急速ガラス化保存のためのガラス化液4種類(耐凍剤30~40%)と融解時の加温温度(25,35℃)を検討した結果,両試験とも区間で凍結融解後の生存性に差がなかった。試験3では,上記試験で有効と思われる保存用具試作品3・4号と保存方法によりフィールドでのダイレクト移植を実施した結果,受胎頭数は30頭,受胎率54.5%で,受胎性・操作性は良好であった。

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