夏ダイコンにおけるキスジノミハムシの多発要因の解明と対策法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Study on elucidation of the outbreak factors and countermeasures of Phyllotreta striolata (Fabricius) for Japanese summer white radish
  • ナツ ダイコン ニ オケル キスジノミハムシ ノ タハツ ヨウイン ノ カイメイ ト タイサクホウ ノ ケントウ

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説明

キスジノミハムシはダイコンの重要害虫であり,岐阜県では郡上市の夏ダイコン産地で深刻な被害を与えている。キスジノミハムシの発生生態には,主にダイコン圃場で繁殖し収穫時に移動・分散する形態の他に,アブラナ科帰化植物のキレハイヌガラシで繁殖し餌が不足するとダイコン圃場に侵入する形態があることが明らかとなった。繁殖源であるキレハイヌガラシは,グリホサートカリウム塩液剤1000ml/10aの3回散布で防除可能である。キスジノミハムシ多発条件下でダイコンの根部被害を抑制するには,テフルトリン粒剤を土壌処理し,残効のあるアセタミプリド水溶剤,ジノテフラン水溶剤,カルタップ水溶剤およびトルフェンピラド乳剤を,約7日間隔で間引き前の播種10日後から散布する防除体系が有効であることが明らかとなった。

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