宍道湖における2000-2005年漁期の刺網によるフナ類,シラウオ,スズキ,ワカサギの漁獲量推定

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of catches of Japanese crucian carp (Carassius), icefish Salangichthys microdon, seabass Lateolabrax japonicus, pond smelt Hypomesus nipponensis by the gill net fishing of 2000-2005 fishing season in Lake Shinji, Japan
  • シンジコ ニ オケル 2000-2005ネン リョウキ ノ サシアミ ニ ヨル フナルイ,シラウオ,スズキ,ワカサギ ノ ギョカクリョウ スイテイ

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説明

宍道湖では,魚類資源の漁獲量が集計されているのはます網(小型定置網)のみであり,刺網については漁獲量は多いと想定されているが数量は不明である。そのため,2000-2005年漁期の刺網漁獲量を調査した。その結果,6年間(スズキは5年間)の刺網漁獲量の年平均はフナ類は57.5トン,シラウオは23.2トン,スズキは8.7トン,ワカサギは0.50トンで,同期間のます網年平均に比較して,それぞれ,14倍,3.5倍,0.79倍,8.0倍であることが明らかとなった。このことは,宍道湖でスズキを除くこれら魚種の資源状態を検討する際は,刺網による漁獲量を知ることが重要であることを示している。

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