ニホンナシ「彩玉」における高品質果実安定生産技術(2) : 適正着果量,収穫適期,並びに,果実袋および反射資材の利用

書誌事項

タイトル別名
  • Cultivation techniques for producing good-quality fruits in Japanese pear 'Saigyoku' (2nd Report) : Crop load, optimum harvesting time and use of fruit bag and light reflection mulching
  • ニホンナシ「彩玉」における高品質果実安定生産技術(第2報)適正着果量,収穫適期,並びに,果実袋および反射資材の利用
  • ニホンナシ 「 サイギョク 」 ニ オケル コウヒンシツ カジツ アンテイ セイサン ギジュツ(ダイ2ホウ)テキセイ チャッカリョウ,シュウカク テッキ,ナラビニ,カジツブクロ オヨビ ハンシャ シザイ ノ リヨウ

この論文をさがす

説明

平成17年に品種登録された県育成品種ニホンナシ「彩玉」について,筆者らは高品質果実安定生産技術を確立するための研究を行い,第一報では最適受粉時期,着果特性,適正葉果比について報告した。本報告では,適正着果量,収穫適期,果実袋および反射資材利用による果実品質への影響を検討した。適正着果量は,5節に1果程度の着果で平均果重,平均糖度が高まる傾向を示した。収穫期は,満開後33日間の平均気温と成熟日数に負の相関関係が認められた。適熟果実を収穫するための目安は,カラーチャート値で収穫前半は2.4程度,収穫期後半では1.9程度と推定された。果実袋は,種類によって果面の日焼けおよび糖度に影響を及ぼし,S社特殊加工紙一重袋は外観も優れ,糖度低下も見られなかった。反射資材は,日射量が平年より少ない条件下では,収穫4週間および2週間前の樹冠下に敷設すると糖度向上効果が認められ,有袋条件下でも効果が認められた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ