統計データによる耕作放棄地と集落営農の関係分析

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of the abandonment of cultivated area and community-based farm cooperatives from statistical data
  • トウケイ データ ニ ヨル コウサク ホウキチ ト シュウラク エイノウ ノ カンケイ ブンセキ

この論文をさがす

説明

わが国では,耕作放棄地が年々増加しているため,農地の有効活用や耕作放棄地発生の防止が必要となっている。集落営農は,過疎化,高齢化,兼業化による労働力不足が深刻な地域や条件不利地域を中心に,農地を維持し,経営を発展させるための取組として全国で広まっている。本研究では,市町村あたりの集落営農数と耕作放棄地率を,集落営農実態調査と2010年農林業センサスのデータにより比較した。その結果,市町村単位でみると,集落営農数が多くなると耕作放棄地率が低くなる傾向がみられた。このことから,集落営農の活動が,耕作放棄地の抑制に貢献していると考えられる。

収録刊行物

  • 農村工学研究所技報

    農村工学研究所技報 (217), 75-83, 2015-03

    つくば : 農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ