ブドウ‘サニールージュ’の早期ジベレリン処理による省力栽培技術の開発

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  • Development of labor-saving cultivation by early gibberellin treatment for the 'Sunny Rouge' grape

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抄録

ブドウ‘サニールジュ’で,第1回目GA処理を早期に行い,摘粒作業時間を削減する方法を検討した。第1回目GA(GA 25ppm + CPPU 3ppm)処理を満開の20~14日前に行うと,花穂の伸長により着粒密度が低下した。着粒密度の低下にともない,摘粒作業時間は満開時に第1回目ジベレリン処理を行う慣行区の50~70%に短縮され,摘粒作業の省力化に有効であることを明らかにした。第2回目GA処理を慣行区と同様に満開10~15日後に行った結果,慣行区と比較して熟期の促進効果が認められた。早期処理によって「ビックリ玉」の混入や「サビ果」の発生は多くなるが,十分な商品性は維持できた。第1回目GA処理時期の満開20~14日前の目安は,新梢の展葉枚数で8~9枚であった。

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