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- TPP交渉参加の意義と影響に関する考察
- TPP コウショウ サンカ ノ イギ ト エイキョウ ニ カンスル コウサツ
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Abstract
TPPは農産品を含む全ての貿易品目の即時または段階的な関税撤廃を目指し,さらに多くの分野のサービス貿易を対象とする自由貿易協定FTAである。現在米国政府は様々な貿易通商政策を展開しているが,中でも積極的に攻めの姿勢をとっているのがこのTPPである。TPP交渉参加に向けて日米両政府の間で事前協議が行われ,日本がTPP交渉に参加するための条件が水面下で話し合われてきた。TPPに参加すれば日本の食料基地である北海道や鹿児島県の経済社会は深刻な打撃を受ける可能性が高い。本稿では,このように米国主導で進められているTPPの枠組み,わが国が交渉参加のために行った米国との事前協議の内容,及びTPP参加が日本農業に及ぼす影響などについて考察を行った。日本のTPP参加は長期的にみると日米関係にかなり深刻なリスクをもたらす可能性があると我々は考えている。
Journal
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- 鹿兒島大學農學部學術報告
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鹿兒島大學農學部學術報告 (64), 7-14, 2014-03
鹿児島大学
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338758379392
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- NII Article ID
- 120005758114
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- NII Book ID
- AN00040603
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- ISSN
- 04530845
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- NDL BIB ID
- 026628495
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- journal article
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles