秋小ギクにおけるリン酸,カリ減肥栽培実証試験

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タイトル別名
  • Cultivation of autumn-blooming, small-flowered chrysanthemum with reduced application of phosphate and potassium fertilizers
  • アキ ショウギク ニ オケル リンサン,カリ ゲンヒサイバイ ジッショウ シケン

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説明

小ギクの土壌中の養分蓄積量に基づく減肥技術を開発するために,沖縄県の主要三土壌である国頭マージ,島尻マージ,ジャーガルにおける秋小ギク栽培の減肥試験を農家圃場で行った。その結果,国頭マージでは,土壌中に可給態リン酸が60mg/100g,交換性カリが25mg以上蓄積している場合,堆肥の併用で基肥の化学肥料のリン酸を7割,カリを4割減肥できることが示唆された。島尻マージでは,土壌中に可給態リン酸が30mg,交換性カリが30mg以上蓄積している場合,鶏糞の併用で,基肥の化学肥料のリン酸,カリを施用しなくても栽培可能であることが示唆された。ジャーガルは,土壌中に可給態リン酸が75mg以上,交換性カリが60mg以上蓄積している場合,牛糞堆肥の併用で,基肥の化学肥料のリン酸を4割,カリを4割減肥できる可能性が示唆された。

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