種鶏の衛生対策 : 介卵感染性疾病を中心として

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タイトル別名
  • Hygiene management procedures for breeder chicken farms in Japan
  • タネ ケイ ノ エイセイ タイサク : カイラン カンセンセイ シッペイ オ チュウシン ト シテ

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抄録

種鶏(採卵鶏およびブロイラー)の介卵感染性の疾病,鶏白血病,鶏脳脊髄炎,封入体肝炎,産卵低下症候群,トリレオウイルス感染症,鶏貧血ウイルス感染症,マイコプラズマ症,家きんサルモネラ感染症,鶏パラチフス,大腸菌症,ブドウ球菌症,緑膿菌感染症およびアスペルギルス症について,種鶏あるいはコマーシャル鶏での国内での最近の発生事例を整理し,衛生対策を解説した。対策の一つとして,種鶏,種卵および孵化工程の衛生管理は重要で,種鶏の抗体検査,孵化成績の分析,種卵・孵化卵あるいは孵化環境の菌分離検査による監視が必要である。介卵感染性疾病対策は種鶏のみならずコマーシャルひなの品質向上のために非常に重要である。異常があれば,コマーシャル農場の協力も得て状況を把握し,すばやく対応することが必要である。

収録刊行物

  • 鶏病研究会報

    鶏病研究会報 51 (3), 158-166, 2015-11

    つくば : 鶏病研究会

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