施肥管理がデンドロビウム・フォーミディブル「フォーミアイチ1号」の生育と開花に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effect of fertilization management on growth and flowering of Dendrobium formidible 'fuomiaichi ichi go'
  • セヒ カンリ ガ デンドロビウム ・ フォーミディブル 「 フォーミアイチ 1ゴウ 」 ノ セイイク ト カイカ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

デンドロビウム・フォーミディブルの緩効性肥料を用いた施肥方法を確立するため本県育成品種「フォーミアイチ1号」を用いて肥料の種類と最適な施肥量を検討した。肥効調節型肥料を用いて溶出期間を検討した結果、140日溶出型が本品種の栽培に適する結果となった。なお、270日溶出型では、開花株率が40%以下となった。140日溶出型の肥効調節型肥料を慣行として、45~60日溶出型の緩効性肥料の施肥量が生育と開花に及ぼす影響を検討した結果、肥効調節型肥料を用いた場合と開花時の品質は同等となり、開花が9~11日早くなった。さらに、窒素量を同等にした場合では、45~60日溶出型の緩効性肥料を施肥した方が140日溶出型の肥効調節型肥料よりも、バルブの生育が良く、開花も進み、花数も多い傾向を示した。供試肥料の実際の窒素溶出量を調査した結果、45~60日溶出型の緩効性肥料は施肥後98日時点で保証成分量の79.2%、140日溶出型の肥効調節型肥料は施肥後210日時点で56.7%溶出しており、両肥料ともにカタログに記載された溶出期間を過ぎて溶出した。

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