半促成栽培における単為結果性トマト品種「サンドパル」の養分吸収特性

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タイトル別名
  • The nutrient absorption characteristics of parthenocarpic tomato cultivar 'Sandpal' in semiforcing cultivation
  • ハンソクセイ サイバイ ニ オケル タンイ ケッカセイ トマト ヒンシュ 「 サンドパル 」 ノ ヨウブン キュウシュウ トクセイ

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抄録

愛知県が育成した単為結果性トマト品種「サンドパル(系統名: 試交10-2)」の養分吸収特性を明らかにするため、2014年2月に典型山地黄色土の土耕栽培の施設に「サンドパル」、単為結果性品種の「ルネッサンス」、県内主要品種で非単為結果性品種の「桃太郎ヨーク」及び「りんか409」を定植し、窒素、リン、カリウム、カルシウム及びマグネシウムの養分吸収量を調査、比較した。1株当たりの窒素及びカリウムの吸収量は、供試品種の間に有意な差は認められなかった。「サンドパル」の1株当たりのリン及びカルシウム吸収量は、「ルネッサンス」及び「桃太郎ヨーク」より有意に少なかったが、「りんか409」と有意な差は認められなかった。「サンドパル」の1株当たりのマグネシウム吸収量は、他の供試品種より有意に少なかった。「サンドパル」の果実1kgを生産するために要する窒素は1.7g、リンは0.44g、カリウムは2.9g、カルシウムは0.9g、マグネシウムは0.33gと算出された。

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