カラマツの天然更新施業が可能な伐開幅の推定

書誌事項

タイトル別名
  • Width of felling suitable for natural regeneration of Japanese larch
  • カラマツ ノ テンネン コウシン セギョウ ガ カノウ ナ バッカイハバ ノ スイテイ

この論文をさがす

抄録

カラマツの種子散布量は母樹林からの距離が大きくなると少なくなった。林縁での種子の落下が14個/m2程度のカラマツの凶作年の翌年でも林縁から46m以内では1ha当たり4,000本以上の稚樹が発生し,豊作年の翌年には林縁から106mまでの区画でも1ha当たり8,000本以上の稚樹が新規に発生した。表土除去の翌年に発生した稚樹で6年以内に樹高200cm以上の稚樹を1ha当たり2,000本以上確保できたのは,母樹林から46mの範囲であった。したがって,カラマツの天然更新の成否にも,カラマツの母樹からの距離が関係すると考えられた。これらのことからカラマツの天然更新施業が可能な伐開幅の推定を行った。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ