Establishment of a method for the control of the newly invading pest Cacopsylla chinensis

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  • 新規侵入害虫チュウゴクナシキジラミの防除技術の確立
  • シンキ シンニュウ ガイチュウ チュウゴクナシキジラミ ノ ボウジョ ギジュツ ノ カクリツ

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ナシの害虫であるチュウゴクナシキジラミが2012年に山口県の北部で発生した。しかし、発生を調査するための効果的なトラップが明らかでなかった。そこで、いくつかのトラップについて比較を行った。その結果、“ホリバーイエロー”が誘殺効率及び設置作業性で優れていることを明らかにした。トラップを用いた誘殺調査とほ場での見取り調査の結果、本種の発生を2015年までに県内の全てのナシの産地で確認した。また、ほ場における本種の年間を通じたライフサイクルについて明らかにし、成虫の発生ピークに基づく防除適期を決定した。また、有効な薬剤のスクリーニングを行い、クロチアニジン水溶剤など効果の高い薬剤を選定し、現地の防除体系に組み込み、ほ場で効果を確認した結果、本種の密度が大幅に減少し、すす病の発生も減少することが確認された。

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