Downstream migration of pink salmon fry Oncorhynchus gorbuscha from the spawning site (Note)

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  • カラフトマス稚魚の産卵場からの降河移動
  • カラフトマス稚魚の産卵場からの降河移動(資料)
  • カラフトマス チギョ ノ サンランジョウ カラ ノ コウガワ イドウ(シリョウ)

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Abstract

2013~2015年の4~6月に,北海道東部の当幌川支流サクラ川において自然産卵に由来するカラフトマス稚魚の降河生態を調査した。サクラ川のカラフトマス産卵場の下流にふくべ網を設置し稚魚を採集した。カラフトマス稚魚は4月上旬~5月中旬に採集され,採集盛期は4月下旬ないし5月上旬であった。稚魚の降河は日没後の19~20時をピークとした夜間に限られていた。採集された稚魚のうち,およそ40%が腹腔内に卵黄が残存し,また採集期間を通じて多くの個体が空胃であった(空胃率75~100%)。これらのことから,産卵場の砂礫中から浮上したカラフトマス稚魚は,摂餌を行わず直ちに降河すると考えられた。

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