琵琶湖南湖における2014年夏の沈水植物の現存量分布ならびに2002，2007，2012年との比較

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タイトル別名
  • Spatial distribution of submerged macrophytes in the southern Lake Biwa basin in the summer of 2014, in comparison with those in 2002, 2007 and 2012
  • ビワコ ナンコ ニ オケル 2014ネン ナツ ノ チンスイ ショクブツ ノ ゲンソンリョウ ブンプ ナラビニ 2002,2007,2012ネン ト ノ ヒカク

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抄録

琵琶湖南湖で2014年9月に沈水植物の現存量の平面分布をSCUBAサンプリングにより調査した。沈水植物は52地点中50地点に出現し，その分布範囲の面積は49.6km2と推定された。地点あたりの沈水植物の現存量(乾燥重量)の平均値と95%信頼限界は352±85g m-2で，南湖全体の現存量は18173±4387tと推定された。沈水植物は14種が出現した。1地点あたりの出現種数と標準偏差は5.7±1.7だった。優占したのはセンニンモPotamogeton maackianusで，その現存量と95%信頼限界は，7275±2709tだった。以下，コカナダモElodea nuttallii(4937±2032t)，クロモHydrilla verticillata(2927±757t)，オオカナダモEgeria densa(1481±949t)，ホザキノフサモMyriophyllum spicatum(825±562t)が続き，この5種で全体の現存量の96%を占めた。

収録刊行物

  • 陸水學雜誌

    陸水學雜誌 77 (1), 55-64, 2016-01

    松本 : 日本陸水学会

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