食用菊「かきのもと」中ヘリアントリオールCの定量と収穫期による変動

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  • ショクヨウ キク カキ ノ モト チュウ ヘリアントリオール C ノ テイリョウ ト シュウカクキ ニ ヨル ヘンドウ

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抄録

「かきのもと」中のトリテルペノイド類のLC/MSによる定量法及び収穫期による変動を検討した。1)試料を5%水酸化カリウム/メタノール溶液でケン化後、ヘキサン:酢酸エチル=1:1混合溶液で抽出した溶液を固相抽出処理することで試験溶液を調製した。2)水-メタノールを移動相として用いるグラディエント分析により「かきのもと」に含まれるトリテルペノイド類のうちファラジオール、ブレイン、マニラジオール等のジヒドロキシトリテルペノイドの分離分析はできなかったが、抗炎症作用の強いトリヒドロキシトリテルペノイドであるヘリアントリオールCを定量することができた。3)「かきのもと」中のヘリアントリオールC及び総ポリフェノール量は、平成16年5月末から平成17年1月までの収穫期間においてヘリアントリオールC量は出荷開始時の5月末から10月始めまでは約4.6mg/g D.W.前後で大きな変化は見られなかったがその後漸減し1月には約2.0mg/g D.W.となった。また、総ポリフェノール量は5月末から9月にかけて増加し、90mg/g D.W.と最大となりその後減少し1月には約44mg/g D.W.となった。

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