和歌山県の水田における異なる有機物の施用が温室効果ガス発生に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Influence of added different organic matter on greenhouse gas emissions from paddy fields in Wakayama Prefecture
  • ワカヤマケン ノ スイデン ニ オケル コトナル ユウキブツ ノ シヨウ ガ オンシツ コウカ ガス ハッセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

温暖な和歌山県の気候や黄色土壌において,有機物施用に伴うメタンおよび一酸化二窒素の発生について検討した。1 一年を通して降水量が多かった2015年は,非作付け期間にもメタンフラックスの増加が認められた。降水量が少なかった2014年は,中干しで土壌の乾燥が進み,中干以降のメタン発生が抑制された。メタンの発生には,降水量の影響が考えられた。2 一酸化二窒素の発生は,作付け期では中干し時に,非作付け期間は圃場を耕起した後に一酸化二窒素フラックスの増加が認められた。3 本調査では,異なる有機物の施用によるメタンの発生は,2014年には有意な差として表れなかったが,2015年には稲わらを施用した区で多かった。

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