安全な路網計画のための崩壊危険地ピンポイント抽出技術 : CS立体図を用いた崩壊危険地形判読技術の開発

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  • アンゼン ナ ロモウ ケイカク ノ タメ ノ ホウカイ キケンチ ピンポイント チュウシュツ ギジュツ : CS リッタイズ オ モチイタ ホウカイ キケン チケイ ハンドク ギジュツ ノ カイハツ

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低コストで安全な森林路網を作設するためには,崩壊リスクが高い場所を把握し,開設時に適切な対策を講じる必要がある。本研究では,既往の研究により開発したCS立体図を改良し森林路網計画における微地形判読に適したCS立体図の作成と,これを用いた崩壊危険地の判読方法を確立することを目的とする。CS立体図は,DEMから作成した標高,傾斜,曲率の各レイヤに着色し,重ねて透過処理することで作成する。治山レーザーによる0.5mメッシュDEMを用いてCS立体図(第2版)を作成した。CS立体図(第2版)では,CS立体図(第1版)に比べ,歩道や小さな沢などの微地形が鮮明に表現されるようになった。10mメッシュDEMを用いて全国CS立体図(10mメッシュ)を作成した。全国CS立体図(10mメッシュ)は,大縮尺での微地形判読には適さないが,小縮尺での中~大地形判読には適する。作成したCS立体図はG空間情報センターから公開した。CS立体図は,GoogleEarth等のソフトウェアを用いると3D表示が可能になり,地すべり等の地形判読が行いやすくなる。また,GPS機器やスマートフォンの地図アプリにインストールすることにより,現地での利用が可能になる。CS立体図の判読事例として,0次谷,湧水地,表層崩壊,地すべり地形,土石流,地質境界を掲載した。

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