幼齢人工林における獣害発生状況の把握

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  • ヨウレイジンコウリン ニ オケル ジュウガイ ハッセイ ジョウキョウ ノ ハアク

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抄録

幼齢人工林において獣害発生状況を調査した結果、以下のことが明らかとなった。1 角擦りは10月(48.2%)に、樹皮剥ぎは4月(38.7%)と10月(12.5%)に、明確な被害発生の集中期が確認された。2 交尾期に植栽地を利用したオスジカの撮影頻度(撮影数/台・日)と、角擦り発生数(本/ha)の間に高い相関が確認された(rs=0.862)。3 角擦り及び樹皮剥ぎに対する忌避剤の効果が認められないため、3年生以降の枝張り木に対応する物理的防除対策が必要である。

収録刊行物

  • 研究報告

    研究報告 (21-22), 25-35, 2018-05

    榛東村 (群馬県) : 群馬県林業試験場

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