効率的なグルーミング率制約を実現する階層型光クロスコネクトノードアーキテクチャ

書誌事項

タイトル別名
  • Hierarchical Optical Cross-Connect Node Architecture Considering Grooming Ratio Restriction

この論文をさがす

抄録

将来の爆発的なトラフイックの増加に備え,波長パスを論理的に東ねて波長群パスとし,一括中継処理を行う階層化光パスネットワークの研究が進められている.階層化光パスネットワークを構成するノード(階層型光クロスコネクトノード)のスイッチ規模を抑制するには,内包する波長パスの入れ換え(グルーミング)を行う波長群パスの割合(グルーミング率)に上限を設けることが本質的であることが知られている[梯他'08].グルーミング率の制約は優れた波長群パス・波長パスの配置アルゴリズムを要求するが,最近の検討[L. H. Chan 他'08]により,波長群番号に依らず定義されるグルーミング率の制約を想定する時,小さなグルーミング率であっても効率の良い波長群パス収容が実現できることが示されている.そこで本稿では,波長群番号に依らず定義されるグルーミング率の制約を実現するコンパクトな階層型光クロスコネクトノード構成と,波長群番号への依存性を解決する新たな波長合分波器デバイスを提案する.従来型1階層光クロスコネクトノード構成及び階層型光クロスコネクトノード構成と,提案ノード構成のスイッチ規模比較により,その優位性を示す.本稿では同時に,提案ノード構成のプロトタイプシステムを構築し,伝送実験を行い,良好な伝送特性を確認する.

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ