第2章 必修教科等の研究 3 数学 「予習」から生まれる「問い」を広げ深める授業の工夫

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  • ダイ2ショウ ヒッシュウ キョウカ ナド ノ ケンキュウ 3 スウガク 「ヨシュウ」 カラ ウマレル 「トイ」 オ ヒロゲ フカメル ジュギョウ ノ クフウ

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type:Departmental Bulletin Paper

「予習」というと,次時に学ぶことを先取りして学ぶ「先取り学習」を意味すると考えられる場合が多い。しかし,本論における「予習」とは「先取り学習」ではなく,既習事項を活用し問題を解決させるような課題を予習として取り組ませることとしている。このように授業のねらいに即し「考える」ことを強調した予習課題を家庭において一人で取り組むことによって,「確かめたいこと」や「問い」「疑問」を授業へ持ち込むことができる。その「問い」や「疑問」を授業の中で交流し深め合うことができれば,生徒が主体的に取り組むことができ,授業のねらいをより深められると考えた。そこで,多様な考え方を引き出せる「予習」課題を用いた授業のスタイルを考案し,「文字と式」における授業実践において,その効果を検証した。その結果,生徒が多様な考え方に触れる中で「問い」を持ち,その「問い」を「問う」活気のある授業が実現し,この授業スタイルの良さが認められた。

identifier:滋賀大学教育学部附属中学校研究紀要, 第56集, pp. 32-37

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1050001338813672576
  • NII Article ID
    120005424108
  • NII Book ID
    AN10448563
  • ISSN
    18809456
  • Web Site
    http://hdl.handle.net/10441/13184
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Data Source
    • IRDB
    • CiNii Articles

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