構造転換する東アジアと日本の基本方向

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  • コウゾウ テンカン スル ヒガシアジア ト ニホン ノ キホン ホウコウ

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抄録

過去半世紀の東アジア経済の動きは速く大きい。とりわけ今世紀に入って加速化した。そうした状況下での東日本大震災は，日本の産業技術の高さを世界に知らしめる一方，他方で経済の変容の契機も東アジアに生み出している。東アジアを中心にした構造変動は大震災を契機に加速し，日本は戦後の発展パターンに代わる新たな発展の枠組みを求められている。それにしても，日本は過去数十年の間に生まれた変動の実態をどれだけ認識しているのだろうか。バブル崩壊後の失われた10年以降の内向き志向は，大震災によって一層強まり，政治の世界では，とりわけ漂流の感が強い。小論では，まず日本の置かれた東アジアの状況を確認し，日本の経済と企業，及び政策の向かうべき方向について考える。

収録刊行物

  • 経済月報

    経済月報 (679), 26-29, 2011-11-07

    十六銀行法人営業部

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