菅原道真伝説に関する一考察 : 藤川天神の場合を中心に

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タイトル別名
  • スガワラ ミチザネ デンセツ ニ カンスル イチ コウサツ : フジガワ テンジン ノ バアイ オ チュウシン ニ
  • A thought of Sugawaranomichizane tradition : the center of the case of Hujikawatenjin
  • スガワラノ ミチザネ デンセツ ニ カンスル イチコウサツ : フジカワ テンジン ノ バアイ オ チュウシン ニ

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抄録

本論文では,現鹿児島県薩摩川内市東郷町藤川に鎮座している藤川天神に伝わる菅原道真伝説について考察した。その結果,藤川天神の菅原道真伝説は江戸後期に成立したと考えられること,菅原道真伝説が残っている地域は安楽寺(太宰府天満宮)領であったこと,藤川は安楽寺末寺である薩摩国分寺領であったと考えられ,薩摩国最北端地である出水郡と薩摩国における政治の中心地である高城郡とを結ぶ交通上の要衝であったこと等を明らかにした。

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