プロスポーツ選手の雇用契約における利用可能性 : ヒューリスティックスの検証

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Availability Heuristics in the Labor Contract of Professional Sports Player
  • プロスポーツ センシュ ノ コヨウ ケイヤク ニ オケル リヨウ カノウセイ ヒューリスティックス ノ ケンショウ

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説明

本論文では,2001年から2013年にNPB(日本プロ野球)に移籍した外国人選手のアメリカでのパフォーマンス・データとNPB でのパフォーマンス・データ,NPB での契約年俸データを用いて,パフォーマンス決定モデルおよび年俸決定モデルの推定を行っている。 推定の結果,NPB 移籍1年目での出塁率(On-Base Percentage,以下,OBP)に最も影響を及ぼすアメリカでのパフォーマンスは3A通算の平均OBP であるが,外国人選手のNPB での契約年俸に最も影響を及ぼすアメリカでのパフォーマンスはメジャーリーグ通算HR(本塁打)数と移籍前年にメジャーリーグに所属していることであった。本論文では,NPB の編成担当者が外国人選手と契約する際,メジャーリーグでのHR 数など強く印象として記憶に残りやすい情報の影響を受けやすく,利用可能性ヒューリスティックスがスポーツ選手の評価においても観察されることを明らかにした。

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