書誌事項
- タイトル別名
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- A study of the influence of Japanese culture on the J.Brahms' works
- J Brahms ノ ニホン ブンカ ノ エイキョウ ニ ヨル サクヒン ニ ツイテ ノ シロン
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抄録
エジソンが録音機器を1877年に発明した12年後,ブラームスがピアノで〈ハンガリー舞曲第1番〉をシリンダー録音し,後で「ブラームス」と叫んでいる声を放送で聴いた記憶があるが,この声は自身によるものか,他者が紹介している声なのか判別が難しいとされている.この頃,ドイツ音楽の巨匠の3大Bの一人である彼が,日本音楽と出会い,興味を示したといわれている.白いあごひげを蓄えたブラームスが,妙齢な女性の奏でる『六段』の箏の調べに耳を傾け,楽譜に見入る姿が四曲一隻の屏風に描かれている.プラームスの真髄は,ドイツ音楽そのものの伝統が隅々にまで浸透していることは言うまでもない.慎重な計画性と入念な仕上げは,重厚な表現を生み,絶対的な孤独や諦念に満ちた抒情性と秘められた憧れの表出が,質朴な人間性となじみながら深化し,浄福の味わいを持つに至っている.その彼が,日本文化の到来に刺激を受け,作品構造のひとかけらに,にじませていったものがあるのではないかと,その発見に取り組むことにした.そこで,1888年頃,『六段』をウィーンで聴取した年に一致する彼の作品《二重協奏曲》に焦点をあて,日本文化の作風への波及について論じたものである.
収録刊行物
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- 関西福祉大学研究紀要
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関西福祉大学研究紀要 (11), 19-28, 2008-03
関西福祉大学研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338897576704
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- NII論文ID
- 120005296960
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- NII書誌ID
- AA11376932
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- ISSN
- 13449451
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- NDL書誌ID
- 9470393
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles