FPGAベースオンチップマルチプロセッサにおける同期付きキャッシュメモリの実装と評価

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  • FPGA ベースオンチップマルチプロセッサ ニ オケル ドウキ ツキ キャッシュメモリ ノ ジッソウ ト ヒョウカ
  • An Implementation and Evaluation of Snoop Cache with Synchronization on an FPGA Based Multiprocessor

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抄録

FPGA ベースのオンチップマルチプロセッサ(FOMP)は,開発コストを削減しながら要求性能を達成しうるフルプログラマブルなオンチップマルチプロセッサである.本論文では,そのようなFOMP において共有変数を介した低オーバヘッドな同期通信を実現するために,既存のスヌープキャッシュをTSVM(Tagged Shared Variable Memory)キャッシュに拡張し,それによって生じるハードウェアオーバヘッドと消費電力への影響を明らかにする.実験から,拡張にともなった回路規模の増加は5%,動作速度の低下は2%であり,大きな影響なくTSVM キャッシュ化できることが確認された.さらに,TSVM キャッシュは電力性能比を1.22 倍~2.56 倍に改善できることも確認された.

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