成形肉の加熱不足による腸管出血性大腸菌O157食中毒事例について
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要旨:腸管出血性大腸菌による食中毒は、年間10~30件程度発生し、近年では、生食用食肉を原因とした食中毒死亡事例があり社会的に問題となっている。原因としては食肉の加熱不足によって発生するものが多く、特に、テンダライズ(食肉の原型を保ったまま刃でその筋線維を短く切る処理)、結着および漬け込み等の処理をされた食肉は内部まで菌に汚染されている可能性があり、中心部まで十分な加熱が必要である。今回、成形肉の加熱不足による腸管出血性大腸菌O157による食中毒事例が発生し、その調査の過程で成形肉の扱いや提供者の意識について若干の知見が得られたので報告する。
Journal
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- 信州公衆衛生雑誌
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信州公衆衛生雑誌 10 (1), 40-41, 2015-08
信州公衆衛生学会
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338918446720
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- NII Article ID
- 120007108224
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- NII Book ID
- AA12486936
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- HANDLE
- 10091/18540
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- ISSN
- 18822312
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- journal article
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- Data Source
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- IRDB
- CiNii Articles