クロロフィル蛍光と吸収による光合成測定
書誌事項
- タイトル別名
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- Basics of the Measurements of Photosynthesis by Pulse Amplitude Modulation
説明
クロロフィル蛍光はその起源となる光化学系の種類や量,そしてエネルギー移動を反映するため,光化学系の量比やステート遷移に関する情報をそこから得ることができる.また,室温での蛍光測定にパルス変調測定法を適用することにより,植物の光合成の状態を非破壊的に測定することができる.この場合,クロロフィル蛍光自体は光化学系IIから発光するが,電子伝達の相互作用を通して,系II以外の光合成の状態に関する情報を蛍光から得ることもできる.本稿では,クロロフィル蛍光測定の原理と,測定果を定量化する方法,そして結果として得られたパラメーターの解釈の方法について解説し,さらにパルス変調法の吸収測定への応用についても触れる.
収録刊行物
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- 低温科学
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低温科学 67 507-524, 2009-03-31
北海道大学低温科学研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001339022983424
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- NII論文ID
- 120006219928
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- HANDLE
- 2115/65618
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- ISSN
- 18807593
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles