Langtonの自己増殖ループの形態的進化
書誌事項
- タイトル別名
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- Langton ノ ジコ ゾウショク ループ ノ ケイタイテキ シンカ
- Morphological Evolution of Langton's Self-Reproducing Loop
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説明
Langton[1]は, 8状態5近傍セルオートマトンを用いて2次元空間上に正方形の自己増殖ループを構成した.一つのループは人工の単細胞生物とみなすことができ, その中に自分のコピー(子)を作るために必要な状態列(DNAに相当)をもっている.ループは手を伸ばして自分のコピーを作り, またその子も自分のコピーを作って, やがて2次元平面を埋め尽くしていく.最近, Sayama[2], [3]は, Langtonのモデルに構造解消としての死の概念を導入した.このことによって, 2次元平面上に正方形の単細胞生物が何世代にもわたって増殖と死を繰り返す人工生命のコロニーができあがる.本論文では, Langtonの正方形ループの2倍の大きさの長方形ループ(2細胞生物)を新たに提案し, 単細胞生物のコロニーから2細胞生物を発生させることを試みる.このことはLangtonのモデルに形態的進化の概念を導入することに相当する.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理
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電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 85 (1), 1-9, 2002-01
電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001339101347584
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- NII論文ID
- 110003184735
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- NII書誌ID
- AA11341020
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- ISSN
- 09151915
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- HANDLE
- 10110/5686
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- NDL書誌ID
- 6013720
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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- CiNii Articles