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抄録
第二世界大戦の終結以来、経済的な地域主義が進展してきた。地域主義を研究する際、習慣的に欧州連合(EU)、北米自由貿易協定(NAFTA)、東南アジア諸国連合(ASEAN)、南米南部共同市場(MERCOSUR)のような成功例が取り上げられている。本論文の目的は、北東アジア(NEA)における地域主義の実態についての洞察を提供することにある。本稿は次のように構成されている。まず、地域主義とリージョナリゼーションについての主たる専門用語を簡単に紹介し、地域主義概念の簡潔な概観を行った。次に、NEAの特性を描写し、今後の地域発展について推測した。本論文の主たる成果は次の通りである。第一に、NEA地域の定義するためのアプローチが提示された。第二に、NEA地域主義の潜在的能力をテストするための規準が提案された。第三に、NEAと他の地域経済統合の事例を比較分析するために次元が示唆された。
収録刊行物
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- 現代社会文化研究
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現代社会文化研究 37 403-436, 2006-12
新潟大学大学院現代社会文化研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001339233691392
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- NII論文ID
- 110006247341
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- NII書誌ID
- AN1046766X
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- ISSN
- 13458485
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- HANDLE
- 10191/6383
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- NDL書誌ID
- 8658469
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles