最新スキル標準(iCD & ITSS+)有効活用のための基本思想と改訂の趣旨
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説明
「ITスキル標準(ITSS)」は,IT技術者向けのスキル評価指標として2002年12月に経済産業省より公表された.以降,組込み技術者向けの「組込みスキル標準(ETSS)」,ユーザ企業向けの「情報システムユーザスキル標準(UISS)」と範囲を広げ,UISSをベースにそれらを束ねた「共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)」,さらに主要なBOK(Body Of Knowledge)などを取り込んだ「iコンピテンシディクショナリ(iCD)」と発展を続けてきた.最近ではDX推進に向けた「ITSS+」もiCDとリンクする形で公表された(以後,各スキル標準をまとめてスキル標準と呼ぶ).しかしながら,すべての基本になっているのは最初に公表されたITスキル標準であり,その考え方やアーキテクチャを深く理解して初めてスキル標準の有効活用が可能となる.一方で,最新のスキル標準を有効活用する上では,発展の過程で改善された内容の意義も理解しておくと,活用の方針や方向性を明確にできる.筆者はスキル標準の改訂や開発に委員として深くかかわってきたが,その観点からITスキル標準の基本思想と発展の過程で採用されてきた新たな考え方や構造を解説する.また,今後のDX推進を踏まえたスキル標準活用のためのアプローチに関しても,その考え方を述べる.
収録刊行物
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- デジタルプラクティス
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デジタルプラクティス 11 (1), 8-31, 2020-01-15
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001339320490496
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- NII論文ID
- 170000181555
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- NII書誌ID
- AA1245124X
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- ISSN
- 21884390
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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