子宮頸がん検診の準備行動を促すための健康教育プログラムの検討

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タイトル別名
  • シキュウケイガン ケンシン ノ ジュンビ コウドウ オ ウナガス タメ ノ ケンコウ キョウイク プログラム ノ ケントウ
  • Consideration of a Health Education Program that Encourages Preparatory Action for Cervical Cancer Screening

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説明

子宮頸がん検診の知識習得に加えて,母子と関わる体験による肯定的な対児感情への働きかけが子宮頸がん検診の準備行動に導くかを検証するために20歳前後の非医療系の女性を対象に準実験研究を実施した。研究対象者全員に子宮頸がんと検診の知識を提供し,介入群には子どもに対する肯定的感情に働きかけるために6~7か月の乳児を抱くことおよびその母親の語りを聞く体験型のプログラムを加えた。スコア評価は,プログラム前,直後,1か月後に準備行動,知識,主観的幸福感,対児感情,日本版Health Locus of Control の縦断的変化について,介入群(n=15)および対照群(n=13)の2群間で比較分析した。1か月後の2群間比較において有意な差は認めなかったが,介入群ではプログラム前よりも準備行動,知識,対児感情のスコアが有意に高くなった。知識習得と体験を組み合わせた本プログラムは,非医療系の若い女性を子宮頸がん検診の準備行動に導く可能性が示唆された。

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