ドイツの高齢者施設の現状

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  • The Current State of the Elderly Facility in Germany
  • ドイツ ノ コウレイシャ シセツ ノ ゲンジョウ

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抄録

ドイツの保健医療福祉について知見を得る目的でドイツのデュッセルドルフ市を訪問した。ドイツの代表的な公益福祉団体のひとつであるディアコニー福祉団体(Diakonisches Werk der EKD)が運営する高齢者施設を訪問し,管理者から入居者の状況や運営について説明を受ける機会を得た。ドイツもわが国も「社会保険モデル」を基盤とする介護保険制度を展開している。介護保険法を制定した後,社会のニーズや高齢化の様相に合わせて短期間で改正を重ねている点や,ケアスタッフの不足,認知症者の増加や老老介護などを背景とする在宅介護継続困難事例の増加などの共通性を認めた。一方で個人の自立に対する考え方,福祉や社会活動に対する考え 方などにおける相違点を認めた。 今回の研修成果を踏まえ,高齢者ケアや高齢者福祉の現状についてわが国と諸外国との比較など教育内容に反映させたい。

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