書誌事項
- タイトル別名
-
- セイナン ダンチ ニ オケル アスパラガス ノ ソクセイ サイバイ
- Forcing Culture of Asparagus in Temperate Region of Western Japan
この論文をさがす
説明
アスパラガス(Asparagus officinalis L.)の“Mary Washington 500W”を供試して,温床による促成栽培をおこなった. 温床はビニールハウス内に設け,最低5又は15℃になる様サーモスタットで調節し,ビニールトンネルをかけた. 2年生の株を圃場から掘上げ1975年12月10日から翌年2月25日までの間に,15日おきに温床内に伏せ込んだ. 若茎は20cmになった時収穫し,伏せ込み60日後まで収穫を続けた. 5日ごとの累積若茎数には差があり、伏せ込み期間中を通じて数回のピークがみられた. 収穫若茎の総数は12月25日伏せ込み区で最低であり,その後伏せ込みが遅い区ほど収量が多くなった. ほう芽から収穫までは4~10日の差がみられたが,これは気・地温の差によるものと思われた. 若茎中の糖含量は生体重の1.5~7.3%で,生長点側より基部側で高く,両部分とも12月25日伏せ込み区が高かった. 糖はsucrose 10%,glucose 45%,fructose 45%からなっていた. 糖濃度と,ほう芽から収穫までの日数の間には高い相関がみられ,ゆっくり生長する若茎ほど高濃度の糖をふくんでいた。
収録刊行物
-
- 岡山大学農学部学術報告
-
岡山大学農学部学術報告 57 (1), 1-10, 1981
岡山大学農学部
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050002212547634176
-
- NII論文ID
- 120002304335
- 40000324960
-
- NII書誌ID
- AN00033029
-
- ISSN
- 04740254
-
- NDL書誌ID
- 2302932
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles