OECDコンピテンシー概念の分析と一面的「PISA型学力」の問題点

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タイトル別名
  • The concept of OECD competency and PISA-type academic attainment
  • OECD コンピテンシー ガイネン ノ ブンセキ ト イチメンテキ PISAガタ ガクリョク ノ モンダイテン
  • The concept of OECD competency and PISA-type academic attainment

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説明

最近日本では企業においても教育界においてもコンピテンシー、キー・コンピテンシーという用語がよく使われている。本論文では、コンピテンシーは1970年代アメリカで初めて提唱されたものであるが、その概念・内容はどんなものであるか、どのような経緯でそれがアメリカの企業で使われ、日本に波及していったかを明らかにしたい。キー・コンピテンシーは経済協力開発機構で開発された概念であるが、その内容はどのようなものかを分析し、日本の生徒の「学力」は低下したのかを検証する。PISAの学力を「PISA型学力」と称して、その調査で常に世界トップの成績をあげているフィンランドの教育メソッドに注目して日本にそれを普及しようとする動きがあり、文科省も事実上これを後押ししている。この「フィンランド・メソッド」を分析し、一面的「PISA型学力」の問題点を明らかにし、日本の教育の歩むべき道を探求したい。

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