訪問看護師が持つ介護支援専門員との連携に関する認識の実態

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  • ホウモン カンゴシ ガ モツ カイゴシエン センモンイン ト ノ レンケイ ニ カンスル ニンシキ ノ ジッタイ
  • Visiting Nurses’ Recognition of Teamwork with Care Managers

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抄録

本研究は、訪問看護師が持つ介護支援専門員との連携に関する認識を明らかにすることを目的に、実態調査で自由記載のあった訪問看護師133 名の内容を質的統合法(KJ 法)により分析した。その結果、訪問看護師は、【介護支援専門員への信頼:フットワーク良く、生活全般の情報を持つ介護支援専門員は頼りになる存在】と感じ、【有効な連携のために大切なこと:信頼関係、学ぶ姿勢、医療情報の共通理解】と【訪問看護師の努力:電話や文書での情報交換、カンファレンスでの顔合わせ】を挙げていた。しかし、【介護支援専門員の資質の差:元職、力量、経験年数、事業所による連携の仕方の差】を感じ、それゆえ【互いの連携の困難性:視点・意見・方針に差がある時、多忙、期待されていないとわかる時には連携が困難】や【介護支援専門員を通しての連携調整における課題:情報の共有化、ケア会議の目的の明確化、会議日程調整が必要】を認識していることが明らかになった。

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