逆正接関数を基にした三角関数の定義について
書誌事項
- タイトル別名
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- On a denition of trigonometric functions via the arctangent function
説明
高等学校で学習する三角関数は,角度の概念を基にして定義されているが,角度というものが数学的に厳密に定義されていないため,この定義は厳密なもとは言えない.三角関数の厳密な定義については冪級数を用いるもの等,いくつかの方法が知られている.本稿においては,他の文献では見られない方法ではあるが,逆正接関数をある有理関数の原始関数として定義し,これを基にして正接関数,余弦関数,正弦関数を定義していく.そこから,加法定理や周期的拡張を含む三角関数のよく知られた諸性質を導く.
収録刊行物
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- 宮城教育大学紀要
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宮城教育大学紀要 54 147-164, 2020-01-30
宮城教育大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050002212667092480
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- NII論文ID
- 120006803698
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles