北海道内河川水中の界面活性剤の濃度分布

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タイトル別名
  • Distribution of surfactants in river-water in Hokkaido
  • ホッカイドウ ナイ カセン スイチュウ ノ カイメン カッセイザイ ノ ノウド ブンプ

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抄録

北海道内主要河川である石狩川、十勝川及び常呂川の3河川の水質試料中の界面活性剤の濃度を測定した。その結果、常呂川で78~270ng/Lのポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテルが検出された。この物質が高濃度で検出された地点では、ポリ(オキシエチレン)=オクチルフェニルエーテルの濃度も高くなる傾向が観られた。試料採取地点周辺の土地利用状況や、PRTRデータから、これらの物質は農薬に使用されたものである可能性が高く、流域中の畑作面積に対し流量の少ない常呂川で、高濃度で検出されたと考えられる。

収録刊行物

  • 環境科学研究センター所報

    環境科学研究センター所報 (1), 39-46, 2011-12

    札幌 : 北海道立総合研究機構環境・地質研究本部環境科学研究センター

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