『健康高齢者実習』プログラムに高齢者疑似体験を組み入れた学習効果 : 高齢者に対する年齢と色のイメージの変化より

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タイトル別名
  • ケンコウ コウレイシャ ジッシュウ プログラム ニ コウレイシャ ギジ タイケン オ クミイレタ ガクシュウ コウカ コウレイシャ ニ タイスル ネンレイ ト イロ ノ イメージ ノ ヘンカ ヨリ
  • Learning Effects of a Practical Training Program of the Healthy Elderly Including Simulated Experiences : With Reference to Changes in the Images of Age and Color in the Elderly

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抄録

本研究は『健康高齢者実習』プログラムに高齢者疑似体験を組み入れた実習が看護学生の高齢者イメージにどんな変化をもたらすのか、イメージする年齢と色から評価することを目的とした。49名の学生に無記名自記式質問紙調査を、実習開始前、実習中間(高齢者活動に参加後で疑似体験は未実施の状態)、実習終了後に実施した。その結果、(1)イメージする年齢は実習が進むにつれ上昇した。(2)実習開始前のイメージする年齢は一般大学生と大差はなく、イメージ色は静的なイメージが多かった。(3)イメージ色は活動的なイメージが実習と共に増加し、静的なイメージは実習開始前に比べ実習中間・実習終了後では減少したが、実習中間と実習終了後では大きな変化は見られなかった。以上より、学生は、高齢者の活動性に加え、疑似体験による実感を踏まえた心身の加齢変化を捉えており、この実習が高齢者に対する多様な見方を育成する学習形態であることが確認された。

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