北海道オホーツク海沿岸における麻痺性貝毒の発生予測に関する生物海洋学的研究

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タイトル別名
  • Biological oceanographic study on method for predicting the occurrence of paralytic shellfish toxin along the Okhotsk Sea coast off Hokkaido
  • 北海道オホーツク海沿岸における麻痺性貝毒の発生予測に関する生物海洋学的研究(学位論文)
  • ホッカイドウ オホーツクカイ エンガン ニ オケル マヒセイ カイドク ノ ハッセイ ヨソク ニ カンスル セイブツ カイヨウガクテキ ケンキュウ(ガクイ ロンブン)

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説明

夏季北海道オホーツク海沿岸の地まきホタテガイ漁場では,およそ4年に1回の頻度で麻痺性貝毒が発生し,まれに高毒化して多大な経済損失をもたらすケースがあるため,毒化機構の解明ならびに貝毒発生予測手法の構築を目的として本研究を行った。本海域における麻痺性貝毒プランクトンAlexandrium tamarenseの出現すなわちホタテガイの毒化は,日本海とオホーツク海の水位差が駆動する宗谷暖流の一時的弱勢時に沖合の表層低塩分水が沿岸に流入して発生することを解明した。この結果に基づき,試験調査船によるA. tamarense分布調査とインターネットを利用した日本海(稚内)とオホーツク海(網走)の水位差監視を組み合わせた貝毒発生予測手法を構築,実用化した。

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